―第3章―

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「ここあーおきなさーい!」 今叫んでるのは私のお母さんです。 「起きてるよぉー♪」 着替えてるんだよっ! 「おい。ごはんできたっ…」 「きゃー!お兄ちゃん入ってこないでよ!」 「わりぃ。着替えてると思わなかった!笑」 はい。私のお兄ちゃんですよ。斗真(とうま)って言います。 「早くでてけぇー!」 「まったくもぉ。」 「また喧嘩したの?笑」 「喧嘩じゃないよ、お母さん。お兄ちゃんが着替えてるときに入ってきたんだもん!」 「まぁ。まぁ。あんまり怒らないの★それより、今日は心愛の誕生日でしょ?早く帰っておいで?」 あっ。忘れてた… 「うん♪」 ―8時になって― ピンポーン。 「こんな時間に誰かしら?桃華ちゃん?」 「ち、違うよ!私の彼氏♪」 「彼氏ー!?お母さん聞いてないわよ?」 「帰ってきたら説明するから!行ってきます!」 「いってらっしゃい…」 パタン… 「大丈夫か?」 今のはなんだろう…黒沢を見たらほっとした安心感…「うん。大丈夫♪お母さんに黒沢が…「黒沢じゃない。和真。ほらよんでみ?」 「か、和真。」 「よくできました♪で続きは?」 「うん。和真が彼氏って言ったらめっちゃ詳しく聞いてきたから帰ってから話すって言ったの。」 「そっか★」 「あっ!そうそう。私さ、今日は早く帰らないと行けないから!」 「なんで?」 「今日は、私の誕生日だから♪」 「なっ…アワアワ…」 和真くん?口をアワアワさせて何してるの?笑間抜け面だ♪
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