―第1章―

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な、なんだこの人は!と思っていたら… 「どいてくんない?まじで邪魔。」はぁ?前言撤回!なにこいつ?性格悪っ! かなり頭にきた私は、 「はぁ?あんた何様?俺様?かみっ…「俺様に決まってるでしょ?オチビちゃん♪同じクラスだからよろしくね?」 そう言って、手を出して、お決まりのような営業スマイルがでた。「はぁ…。一応よろしく…」 私はしぶしぶとそいつの手をとり挨拶をした。 これからきっと、最悪な毎日が続くなぁ…。そう思いため息を吐きながら、体育館へと向かう。 *和真目線* 『きゃぁぁぁぁあああ!!!』 はぁ…。うっせぇんだよ。さっきから。俺は何かの怪物か? そーだ!クラス表を見るんだった! んぁ?なんだこのチビちゃんは?邪魔だなぁ…まったく。チビちゃんは、A組だからどうとか1人で喋っていたが、俺に気付くなり、固まったまま、顔を赤くしていた。でも、邪魔だったから、俺はチビちゃんにこう言った。 「どいてくんない?まじで邪魔。」すると、思いもよらぬ言葉が… 「はぁ?あんた何様?俺様?かみっ…「俺様に決まってるでしょ?オチビちゃん♪同じクラスだからよろしくね?」 俺は途中で言葉をさえぎり、手を出し、女どもが喜ぶ営業スマイルをした。しかし… 「はぁ…。一応よろしく…」 チビちゃんは俺の笑顔に見向きもせずに、手をとり挨拶をし、スタスタと歩いていった。 俺は小さな声で呟いた。 「あいつ…。絶対に俺のモノにしてやる。」 *和真目線終わり*
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