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でも、英斗の気持ちもちょっと、わかる。
幸広は六条が羨ましいし、大好きだ。
英斗が去年の秋頃にこういう事を言い出した時、六条のことが嫌いなのかと思ったが、今でも仲は悪くない。
「じゃあ、頑張って練習しようぜ!ワンマンチームなんて呼ばせないように俺達も強くなるぞ!」
「おー」
六条のように、あんなにも沢山のものを持っている人は他にいないんじゃないかと思う。
先生やチームメイトからのちょっとした特別扱いも慣れているのか、謙遜も天狗になることもない。
そんな所が普通の人の感覚とちょっとずれているのだと幸広は思っている。
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