ドゥンちゃんの独り言

6/6
133人が本棚に入れています
本棚に追加
/2228ページ
まあ、何だかんだで俺達は本来の目的を果たす為に旅に出た。 しっかし気にくわねぇ。 俺とシルビアの触れ合いをいっつも邪魔するシャスタのやつ……。 あれだあれ。嫉妬っつーの? 俺に嫉妬して割り込んで来るんだよ。 お前が割り込んで来たら敵うわけねぇじねぇか……。 一番愛されてるお前が来たら……俺への愛情なんか消えて無くなる……。 ったく、憎ったらしい男だぜ。 けど、シルビアが幸せならそれでも良い。 曲がりなりにも二人はドゥルガーとシヴァ神なんだしよ。 ペアなら仕方ねぇよな。 ま、俺は俺で彼女を守っていけば良いし。 彼女の為なら命を捨てられる。 俺が仕える女神。 戦いの女神ドゥルガー。 ドゥルガーの為ならこの命…… いや、ドゥルガーじゃなくてシルビアだな。 愛情の薄いドゥルガーなんか知るもんか。 ほ、本人には口が裂けても言えねぇけどな……。 まあ、そんな訳だ。 俺はシルビアの為ならこの命を捨てられる。 たっぷりと愛情をくれるシルビアの為なら死んでも後悔しねぇ。 だから……そうなったとしても悲しむんじゃねぇぞ……。 俺はお前に仕えられて幸せだから……。 仕えたい神に仕えられる事が、俺達神獣にとって至福の喜びなんだから……。 だから……どんな事になっても悲しむなよ……。 って事で行くか! 最後の魔城を破壊しに! 俺はシルビアを背に乗せ走り出した。 最後の魔城を破壊する為に。 それが俺達に与えられた任務だから。 勝つか負けるか分からねぇこの戦い……。 ドゥルガーとして戦うシルビアを乗せ、俺は魔族の群れに突進した━━━。 ENDimage=482481702.jpg
/2228ページ

最初のコメントを投稿しよう!