10歳と5歳の出逢い(ディノルド&セフィーナ)

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「好きだもん……。」 「は?」 意外な台詞に耳を疑った。 「好きって何が。」 「蛇……。」 「はあ~!?何だその180度転換は!」 「おじさんが蛇だから蛇も好きなの!」 おじさんが蛇? 蛇のおじさん……? って……ナーガか? 「ナーガが居たのか……?」 首を傾げるセフィーナ。 「ま、良いや。ほら帰るぞ。」 だが帰るのを渋っている。 頭を掻くシヴァ。 蛇の脅しは効かねぇしな……。 ん、待てよ? 180度転換したなら…… 「セフィーナ、帰ったら蛇と遊ばせてやるぞ。」 「帰る!」 「ぶはっ!即答かよ!」 シヴァがげらげら笑い出す。 蛇嫌いの娘が一変して蛇好きになった。 蛇のおじさんの影響力ってすげぇな。 笑いながら家族と合流し、帰路につくファミリーだった。 これが、ディノルドとセフィーナの初めての出逢い。 セフィーナが蛇好きになった、そんな出来事。 彼女が初めて恋をした、幼き日の思い出━━━。 END
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