ゲイルとの出会い

2/4
前へ
/8ページ
次へ
『ミッションクリア、ミッションクリア。続いて第三戦に入ります』  薄暗い筐体の中に、音声アナウンスが流れる。 「さって、これでラストにしますか」  筐体の中で、ヘッドメットを装着した青年―浦木 紅は指を鳴らした。  あるゲームセンターの一角。『機動戦士ガンダムSEED DESTINY ~新たなる歴史~』と銘打たれたその筐体は、その狭い一角に四台ほど並べられていた。  実際のコクピットを模した筐体内でMSを操縦するオンライン対戦ゲーム。  かつて一世を風靡した『戦場の絆』と同様の仮想シミュレーションゲームである。 『搭乗機を選んでください』  音声に促され、紅は慣れた手付きでMSを選択する。  ―ゲイルストライクガンダム―  ストライクガンダムの 後継機でブラストストライカーパックを装備していて武装はウィングソー、対ビームシールド、イーゲルシュテルン、ビームサーベル、アーマーシュナイダー、57㎜高エネルギービームライフルが標準装備されている
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

22人が本棚に入れています
本棚に追加