第3話「新たな光」

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「ロイ。」 最初に沈黙を破ったのは私だった。 でも、まだ背を向けたまま。 「なんだい?」 「私...リオンのこと本当に愛してたの。」 「あぁ、知ってるさ。」 「リオンは優しくて、強くて...いつも私を守ってくれてた。だけどね...リオンが亡くなってから....私は1人になった。」 「....。」 いきなり リオンの話をし始めた私に 驚きもせず、ロイは黙って聞いてくれた 「これからずっと1人で、生きていかなくちゃって思った...リオンがいないから。だから、私がロイ達に出会って軍人になった後も『自分は1人なんだ』って思ってた。」 「....。」 「だけどね....さっきロイがしてくれたことが...『私は1人じゃない、ロイがいるんだ。』って思わせてくれたの。だから...」 そして私は振り返って ロイを真っ直ぐ見た 「だから...ロイ、ありがとう。」 涙が流れてくるのを こらえながら私は言った 「...やっと分かってくれたね(笑)」 「えっ!?...」
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