第2話「出会い」

2/4
573人が本棚に入れています
本棚に追加
/103ページ
私は墓場にやってきた 空はもうすっかり明るくなっていた あたりに人の姿はなく 鳥の鳴き声だけが聞こえていた そして私はあるお墓の前にしゃがみ込む その墓石にかかれているのは 愛しい恋人の名前... 『リオン・リーブル』の文字 「リオン....。ごめんなさい....。」 私はいつもこうだ。 いつもいつもリオンの所に来ては 泣きながら謝るんだ...。 「弱いよね、私って...。」 スタッ ふと私の背後に人の気配がするのに 気がついた
/103ページ

最初のコメントを投稿しよう!