第2話「出会い」

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バッ 立ち上がって後ろを振り返ってみる すると― 「っ!?」 「やぁ、アシュリ。」 振り返った先に 青い軍服の上に黒いロングコートを 身に纏っている男の人が― 「マッマスタング大佐!?」 「何をそんなに驚いているんだね?」 「いやっだって...まさか大佐がここに来るなんて思わなかったから.......どうしたんですか?」 「どうしたって何も...今日はリオンの命日だろう?」 マスタング大佐は大切そうに 自分の腕に抱えていた ラベンダーの花束を私に渡しながら言った 「ありがとうございます、大佐...。」 あれ??なんで大佐が リオンの命日を知ってるの?? それにこのラベンダー... 私とリオンの思い出の花であるのに... そのことを大佐は知ってる?? 「どうしたんだね、アシュリ。そんな難しそうな顔をして。」 大佐は私の異変にすぐ気づいて尋ねた 「大佐...どうしてリオンの命日知ってるんですか?それに...このラベンダーの花束...。」 「...アシュリ覚えてないのか?3年前に君が私に教えてくれたじゃないか。」 「3年も前ですか?....あぁ、言いましたね。忘れてました(笑)」 「はぁ....アシュリはもうボケが始まったようだな。」 「ひっ酷い!私まだ18歳ですよ!ティーンエイジャー!!」 「ははははっ(笑)」
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