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大佐はそれから
『まだ15歳にしかみえないな』とか言って
私をからかったから
「大佐こそ30歳の大人には全くみえませんよ!」って言い返しました
冗談はこれくらいにして―
「あの大佐...もしかして3年前からずっとリオンにラベンダーの花束を供えてくれてたんですか?」
そういえば
命日の日にリオンのお墓に行くと
すでにラベンダーの花束が供えられていることが多かった
「そうだが。」
「....っ!?....」
どうしよう...
涙が溢れてきた
「アっアシュリ?...もしかして迷惑だったかい?」
大佐はすごく自分が悪いように
悲しい顔をした
「ちっ...違うの!!....す...っすごく...嬉しく...て!」
「!?」
「大佐が...こっこんな...にも優しいから...大佐はリオン...のことしっ知らないのに..」
「アシュリの大切な人だろう?...私にとってアシュリは大切な人であるから君の大切な人も私にとって大切な人だよ。だから知るとか知らないとかは関係ないさ。」
どうしてこの人は
こんなにも優しいの?
あなたは3年前も私に優しい言葉を
くれたよね。
あの時あなたに出会い
私を深くて暗い闇から救ってくれた
あなたとの出会いは
私の大きな大きな希望の光でした―
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