麻薬

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麻薬の症状 種類により症状は様々であるが、コカイン、ヘロイン、覚醒剤などの薬物では薬物依存症に陥りやすく、また依存症状が深刻になりやすい。また、コカインや覚醒剤では長期の薬物使用による幻覚状態や譫妄・錯乱状態に陥り、暴力・殺人などの犯罪を引き起こすことも珍しくない。あるいは薬物を購入するための資金を得るために、強盗などの犯罪の常習者になることもある。依存症に陥ったり、犯罪を犯すこと、逮捕されることによって、精神的にも社会的にもダメージを受け、人間関係が破壊されることで、自殺までに至る事例は少なくない。 薬物依存者は周囲の人間に発覚すること、逮捕されることを恐れるため、事実をしばしば隠す。このため、薬物依存症の患者として医療施設で治療が行われているのは、患者群の一部に過ぎないと思われる。覚醒剤、ヘロインなどの麻薬では耐性を獲得しやすいとともに逆耐性の機序を持つために治療は長期化する傾向にある。 また、患者の意志が弱い場合、過去の麻薬入手の経験により一般市民より麻薬の入手が容易であるためにしばしば中断する。 逮捕され、刑務所に収監されると、内部で麻薬関連犯罪で逮捕された者と出会うことでかえって「ドラッグ仲間」が出来てしまい、出所後に薬物の購入を持ちかけられたり、密売などの犯罪に誘われるケースもある。
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