2人が本棚に入れています
本棚に追加
/14ページ
今日は5月3日、俺(16)は、まだ高校生になって一月しか経っておらず、授業もなんとかついていくのがやっと、そんな毎日を過ごしていた。
今日も例外なくそんなかんじの1日になるはずだった。だが、今日はいつもと違う事があったのだ。が、それに気付いたのは、その日の午後になってからだった。
5月3日午後01時26分、昼休みも終盤に差し掛かった所で、俺はある異変に気付いた。
『教室が廃墟になっている』
俺はいつも、昼休みには屋上に行って(本当は立入禁止なのだが)飯を食って、それから暫し昼寝などして過ごしていた。
今日もいつもどうり、そうしていた、30分弱寝ていて、起きて教室のある場所に行ったら、そこには、いつもならバカ騒ぎしてる奴らで賑わっているはずの教室が、廃墟になっている、それどころか、他の教室も、倉庫の用になっている。
これは一体どうした事か?
そう思う俺は、このあと信じられない事実を知ることになるのだった。
最初のコメントを投稿しよう!