俺の日々-1-

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2053年5月3日午後08:16 一通りのことを話し終えた俺だったが、いぜんとして警察のあんちゃんの態度は変わらぬままだった、どうも、あんちゃんいわく、この学校(俺の母校)は、12年前に廃校になったらしく、今は近所の『町民連合会中央支部』(略称:TRTC)…つまり、町内会みたいなものなのだが、それの倉庫になっているらしい。 さらに、あんちゃんがさっきから俺が過去から来たと言ったのに、動揺するどころか、1000%俺の話しを信じているのは、あんちゃんいわく、2042年3月くらいに『簡易型時空間移動装置』…つまりタイムマシンが、完全に普及したのだそうだ。 そこで、俺は、一つ疑問が沸いてきた。それは、『簡易型時空間移動装置』(面倒なので、以下TM)を使ってもといた時間に帰る事はできないのだろうか。ということだ、それにたいしてあんちゃんは、「できないことはないが、自分にはそれをする権限が無い」そうで、警察に行って、手続きを済ませなきゃならないらしい。 で、手続きには、早くとも1週間はかかるそうだ。未来になっても、お役人の腰の重さは変わらんようだ。 というわけで、その日は、夜遅いので、警察に厄介になる事になった、(念のため言っておくが、投獄された訳ではないぞ。)俺は無事に帰る事ができるのだろうか?不安だ。 次回からは、「俺」がもといた時間に戻るまでの記録をおおくりします。
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