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【未来滞在3日目】
(2053年5月6日)
午前07:00
……。
前2日とあまり変わらない朝を迎えた俺だったが、俺は一つの懸案事項を抱えていた。
それは、………。
テストだ。
現在(2007年ね)では、先日『基礎学力テスト』なるものが終わったばかりなのに、何だって未来に来てまでテストせにゃならんかな?全く。
その後、朝飯を食ったは良いものの、案の定不味く感じられた。(本当はスゲー旨いんだが。)
予定通りだと、このあとテストらしい。
だが、ここで一つの事件が起こってしまった。
午前09:00
俺は腹を決めてテスト会場の指定された席に座って、テスト開始を待っていた。
すると、いきなり物凄い無重力感に襲われた。
その勢いで、俺の意識は遠のいた。
嗚呼………。
…………。
……。
…。
気が付くと、俺は何故か学校(俺の母校)の屋上で倒れていた。
「戻って来たのか?」
一瞬思った。
だが、何かが違う。
俺が今居る屋上は、何時も俺が昼寝につかっている屋上ではない。
いや、むしろこの世界自体俺の知っている世界ではない。
俺に今解ることは一つだ。
俺は異次元に飛ばされた。
確証はないが、そう思った、理由は一つ
この世界には空が無い。
一目見て判った。
空(本当は上と言った方が正しい)は青くなく。灰色の世界が広がっている。
しかし、何故か明るい。
別に電気がある訳では無さそうだ。
さて、俺が未来から、異次元に飛ばされてからの話は、次回しようと思う。
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