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さて、異次元と御対面した俺だったが、やはり灰色の世界は気味が悪い。
そりゃ誰だって気味が悪いだろうな。
だが、俺は更に気味の悪い事態と遭遇しているのだから、他の奴より気味悪度5割増だ。
俺の気を悪くしている原因は、目の前に俺がいるお陰だ。
事の始まりは5分前まで遡る。突然灰色世界に飛ばされ、あたふたしていた俺だったが、ふと気付くと目の前に俺そっくりの『ドッペルゲンガー』モドキが現れたのだ。
突然の事だったため、呆然と『そいつ』を眺めていたが、ハッと気付いて防戦体制に入った。(念のため、防戦体制に入った理由を説明しよう。用は、あまりに突然の事だったため、思考回路がパンクしていたのだ)
そして、今に至るわけだ。
この後の話はまた次回
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