😃もうすぐマイナス20kg😃

リバウンド

そのころの私は、とにかくコンプレックスの塊でした。

体育祭の打ち上げに行くときなど、鏡の前で何度も自分の顔を睨みました。
何を着ても似合わない。ださい。もさい。

鏡に服を投げつけ、待ち合わせ時間が迫り焦る中、とうとう格好悪い服を着てクラスみんながいる焼肉店へ…。

みんな当然おしゃれでした。
だって一番おしゃれが楽しい高校生です。
ニコニコ、キラキラしてる同級生の中、ぎらついた卑屈な目をした自分。

みじめでした。

それでも焼肉は美味しくて、何枚も私の胃の中に消えていき、また醜い脂肪として生まれ変わります。
この時、せめてごはんを食べなければ。
そんな言葉は当時の私には通用しません。

焼肉のタレがついたごはん、これが美味しい。と思っていたから。

ごはんを3杯は食べ、誰よりも焼肉を食べ…。

食べることへ渇望が、外見にモザイクをかけてしまったような気がします。

あのころは食べて、食べて、食べて。

ひたすら周りを妬んだ。

最低でした。