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第9話【個人戦】
「第2回戦!勝者【石動要】!!」
要は【デビュー戦】ながらも確実に勝ち進んでいた。
「やるじゃん!要!」
2回戦も勝ち進んだ景が駆け寄ってくる。
「余裕だぜ!」
要はガッツポーズをとってみせる。
「でも、【油断禁物】だよ!ここから先は、本当に強い人しか【勝ち残れない】からね!」
景は要に念を押した。
「脅かすなよ。大丈夫だって!」
要は笑って答えた。
「いいや。彼女の言うことは、ちゃんと聞いとけ!要!」
景と要の会話に乱入してきた【男】がいた。
【ネクタイ】を緩く結び、
額に【バンダナ】を巻いた長身の男だ。
「誰?」
要はその男に見覚えが無かった。
「同じクラスだろうが!【松尾限(げん)】だ!顔ぐらい覚えとけ!」
「悪ぃ」
要は素直に謝った。
「限君は、【三賢人】の【一人】で【心の賢人】なの」
景が補足を足した。
「こいつも!?」
要は驚いた。
「イヤ、俺はこの大会には【一回も出場】したことねぇよ」
限は付け足す。
「でも、【称号】は?」
「この大会で優勝してもらえる称号は【四天王】だけだ。この大会は【四つのグループ】に別れてるだろ?」
「あぁ。それがどうした?」
「別れたグループの【優勝者】が【四天王】になる」
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