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ー翌日ー
「えぇ!?今日休み!?」
『びっ…びっくりした…そうだよ。知らないの?』
「聞いてない聞いてない!なんで教えてくれなかったの!?」
『知ってると思ってたんだもん』
ニーコの呆気ない声に優香里は涙目になる
休みだとは知らずに仕事場に来てしまったからである
『ま、頑張って~❤』
「ちょっとっニーコ!」
くそ~ッ!小尾の❤がムカつく~!
悔しそうに唇を噛み締めた後、帰ろうかとバッと後ろを向くと誰かとぶつかった
「すみません!…っていっちー!!」
「10代目!」
「いやだから君は獄寺じゃないんだから;;;」
いっちーは嬉しそうにニコッと笑う不覚にもその笑みにドキッとする
「い、いっちーどうしたの?今日は休み何でしょう?」
「ちょっとした別件で」
「そっか…」
市瀬はじゃと軽く手を振って行こうとした
優香里は「もうちょっと一緒に居たかったな」なんて言えなかった
するとそれを読み取ったかのように市瀬はクルッと後ろを振り向くと優香里の前に立った
「10代目、お時間ありますか?」
「あるけど…?」
「今回のは直ぐに終わるんです。よかったら待ってくれませんか?」
「いいけど…どうして?」
するとニコッ笑った
「久々にデートでもしましょう」
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