『魔女と黒猫』

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   アナタは知っていますか?  魔女が居た事を…  昔々、ずっと昔に、  町外れに在る小さな村に  目の見えない  美しい魔女が居ました。  だけど、  魔女は目が見えない事を  ちっとも不幸だとは  思わなかったのです。  寧ろ幸せだと  思っていました。  村の人たちも  魔女を快く思っていて  村共々、幸せでした。  そんな時…  魔女の元に  男の子と女の子が  手を繋いでやって来たのです。  トントンと小さな音と共に  小さな訪問者が居ました……  キィと木が擦れる音と共に  扉が開き、魔女は小さな  訪問者を中に招き入れた。  魔女は椅子に座る様に勧め、  ミルクを出して  「どうしたの?」  そう優しく問う。  2人は、先ず  自分の名前をいいました。  男の子は、ティーン  女の子は、ソレラ  ソレラは、  魔女に言いました。  「おねがいがあって、   来ました。」
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