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目の見えない魔女は、
2人の話しに聞き耳を
立てて頷きました。
2人の話しでは、
チルルと言う子が村から
居なくなって
しまったらしいのです。
「もう少し詳しく
聞きたいんだけど」
そう聞くと、
ティーンが説明しました。
話しによると…
村の子供たちで遊んでいると
チルルは"弱虫"とからかわれて
汚名返上する為に
村の近くに或る、グリフの森に
足を踏み入れたと言う。
「でも、
僕たちだけじゃ
グリフの森は危険過ぎて…」
涙目で話すティーン。
魔女は優しく言いました。
「泣かないで、
私がチルルを見つけるわ」と
魔女は
ティーンとソレラの頭を優しく撫で
家に返しました。
「さて、
大変な依頼ねルーラ?」
魔女は黒猫をルーラと呼び
ニッコリと微笑むとルーラは、
魔女を見つめて
「本当、お人好しねシエラ」
ルーラは魔女をシエラと呼んで、
外に行こうとする
「待ってルーラ!」
「どうしたのシエラ?」
シエラは黒猫の
ルーラを呼び止めました。
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