『魔女と黒猫』

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   「ルーラ、一緒に   グリフの森に行ってくれる?」  ルーラは、  「シエラあなたには、   森の声があるじゃない。」  シエラは首を横に振り  「私、グリフの森が   不気味で苦手なの…」  シエラの言葉を聞いて  ルーラは溜め息混じりで  「シエラにも   苦手なモノがあるのね」  少し笑い声を含ませて  ルーラは言いました。  「0時に行きましょう」  シエラは、そう言って  2人に出したミルクの入った  カップを片付けながら  「チルル大丈夫かしら?」  そうルーラに聞くとルーラは…  「大丈夫よ、チルルなら」  ルーラは窓の外を見て、  シエラを安心させる為に  言ったのです。  でも、  シエラ自身も分かってたのです。  グリフの森は  危険な場所だと―――…
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