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月は沈み始めた頃に、
川のほとりに着きました。
「チルル~!チルル~!」
シエラとルーラは、
声を揃えて叫びます。
だけど、
チルルからの返事は
ありません。
「チルル何処だろう?
森も此所だって
言ってるのに…」
シエラは横をふと見ると
ルーラの気配がありません
シエラは少し寂しくなり…
「シエラ、こっちよ!」
するとルーラの声が聞こえます。
シエラは、
ルーラの声元を探す…
よろめきながら、
ルーラの元へと行き、
ルーラの体に触ると
「もぉ1人にしないでよ」
そう言って頬を膨らます
ルーラは「ハイハイ」と
短く言って続けて
「チルルを見つけたの
着いて来て」
そう言いました。
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