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川のほとりの岩の影に
チルルは、蹲り
涙の後を残して
寝ていたのです…
「シエラ、大丈夫よ。
寝てるだけだから…」
ルーラは、 そう言って
シエラを見つめ微笑んだ
寝ているチルルを起こさずに
シエラは背中に乗せて
"グリフの森"を後にした…
―翌日―
太陽は完璧に昇り、
チルルは、まだベッドの中で
スヤスヤと寝息を立てて
眠っています。
そう幸せそうに。
「ほんとに、
シエラはお人好しね」とルーラは、
そう言って
欠伸と共に眠りに吐いた。
そして、
今日も村の人の
相談や頼みを聞いています…
忘れないでほしい…
目の見えない
優しい魔女が居た事を…
End...
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