第一話 これが苦労の始まりだった

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第一話 これが苦労の始まりだった

南校舎の最上階 「おい、ちょっ…待てってお前ら」 北側廊下つきあたり 未使用無人の音楽室 「私は行かないと何度言えば…取り敢えず離してくれないか?」 「「だ~め。連れてかないと僕らが餌食になるんだから」」 「自分もあの人に逆らうのはちょっと…すみません」 扉を開けると そこはホスト部でした。 「遅いぞお前たち!!」 「無茶言わないでよ殿」 「そうだよ。ここまで引っ張ってくるの案外大変なんだって」 「まあ第一段階クリアといったところだな」 「えへへ。いっちゃんやっと来てくれたね」 「…」 「あの…大丈夫ですか?」 「心配ありがとう。でも残念ながら大混乱中だ…」
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