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Y『…M、聞こえてる?』
M『うん、Y、聞こえてるよ。』
J『M、上はまだ気がついてないよ。』
M『そっか、ありがとうJ』
C『でも気をつけてくださいねM、上に知られたら終わりですから』
M『わかってるよ、C。Y、ごめんね、無理言って。』
Y『俺達は兄弟みたいなもんだろ?弟の面倒みるくらいなんでもないさ』
J『そうだよ、それより他の死に神に見つからないようにな。Xを頼むよ、M』
M『わかった。みんな、ありがとう』
X「M?」
Mが上に定期報告をしていたんだけど、あんまり瞑想時間が長いから心配になった。
もしかして、上に知られたんじゃ…。
M「あ、ごめん、ごめん。寝てた。」
えー⁉寝てたって。
笑ってごまかすMだったけど、なんか僕は複雑な気持ちだった。
M「さてと、まずはまなちゃんのところに戻るか」
X「あぁ、うん」
M「なんだよ、好きな娘にアプローチ出来るチャンスでしょ?もう少し、喜びなよ」
X「な⁉だから⁉いつ僕が好きだなんて言ったんだよ⁉‼」
やっぱり笑って茶化すMに段々腹がたってきた。
X「もう、いい‼勝手に言ってろ‼」
僕は上空へ飛び立った。
その時の僕は知らなかった。兄弟達がたてていた計画を。
だから、飛び去る僕の背中をどんな想いでMが見詰めていたかなんて考えもしなかったんだ…。
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