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地面に激突した衝撃で目が覚める。
「く・・・」
目眩がするが何とか意識を取り戻した。
「なんだ・・・」
頭が、体中が痛む。
そして体がダルい。
「(流行りのインフルエンザ?)あ・・・出血。」
手のぬめりとした感触がして手を見てみるとそこには少々多い血がついていた。
「ちっ、先ずは止血・・・」
辺りを見渡す。
「あれ?何だ此処は?コックピットか?」
自分が閉鎖的な空間にいるのに気付く。
「なんでコックピットなんかに・・・あらら?」
ちょっと考えた。
「あれ?ココハドコ?ワタシハダレ?」
なんかお決まりのような事を口走る。
「記憶が無い・・・あ~記憶喪失か~・・・へ~ホントに忘れるもんだな・・・なんかないか?ないかないか?」
のんびりと再びコックピット内を見る。
「これは・・・階級書かな?うげ~目付き悪いな、コレが俺か?」
服の右腕の部分を破りとり頭に巻く。
すると通信機からブザーが鳴る。
「こちら革命軍の獅子原中佐だ!貴様何処の軍属だ!」
余りに声が大きかったために途中でボリュームを下げた。
「(うるさ・・・)残念だが解らん、記憶喪失なんだ!」
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