ACT 1

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「時は少し戻ります。」 「はい?艦長行きなりなんですか?」 艦内、ブリッジは少々混乱していた。 正体不明の機体が二体突然現れたからだ。 「何でも無いよ。」 静かな平坦な声が響く。 「それより、草薙くん、彩さん、索敵は?」 草薙と呼ばれた男性オペレーターが苦虫を潰したような顔をする。 「ロストしました、何か特殊なジャマーをもっている見たいです。」 ふぅ、と草薙がため息をつく。 「桜艦長どうします?片方のアンノウンを追跡しますか?」 彩と呼ばれたオペレーターが言う。 桜と呼ばれた艦長が少しうなる。 「そうねそうしましょ、そうしないとこの小説進まないし。」 「「はぁ?」」 言ってはいけない事を平然と言いながら桜は右手で指示を出す。 「前方の墜落したアンノウンを追跡します、この近くには革命軍もいますから第二級戦闘配備で待機を。」 「「「はっ!!」」」 「ところで艦長。」 草薙が桜の右手を見る。 「はい?」 「そのライオンの人形は何ですか?」 「がおー」 「あの~・・・」 「がおがおー」 「あ、かわいい。」 「おいおい。」
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