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「時は少し戻ります。」
「はい?艦長行きなりなんですか?」
艦内、ブリッジは少々混乱していた。
正体不明の機体が二体突然現れたからだ。
「何でも無いよ。」
静かな平坦な声が響く。
「それより、草薙くん、彩さん、索敵は?」
草薙と呼ばれた男性オペレーターが苦虫を潰したような顔をする。
「ロストしました、何か特殊なジャマーをもっている見たいです。」
ふぅ、と草薙がため息をつく。
「桜艦長どうします?片方のアンノウンを追跡しますか?」
彩と呼ばれたオペレーターが言う。
桜と呼ばれた艦長が少しうなる。
「そうねそうしましょ、そうしないとこの小説進まないし。」
「「はぁ?」」
言ってはいけない事を平然と言いながら桜は右手で指示を出す。
「前方の墜落したアンノウンを追跡します、この近くには革命軍もいますから第二級戦闘配備で待機を。」
「「「はっ!!」」」
「ところで艦長。」
草薙が桜の右手を見る。
「はい?」
「そのライオンの人形は何ですか?」
「がおー」
「あの~・・・」
「がおがおー」
「あ、かわいい。」
「おいおい。」
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