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「では、こちらからも天神機を二機出すよ、それまで持ちこたえて、あと山影に二機隠れてるから気をつけて。」
「え?マジ?」
ディアルがレーダーで確認すると確かに山影に二機の敵機がいた。
しかし獅子原はお構い無しに弾幕を張る。
「ちっ!後続!合流だ!グランドランタンを沈める!!」
「うは・・・援護間に合うか?」
グランドランタン艦内
「アサロス!キャンレット!発進スタンバイ!」
カチカチ、と草薙がボタンを押す。
「ふぅ・・・」
桜の溜息。
「艦長!許可を!」
彩が桜に言う。
「あ・はい、発進して。」
「はーい❤おまかせ~。」
アサロスから女性の声が響く。
「おう!アタシらに任せな!」
キャンレットからも女性の声が聞こえた。
「sally!武運を祈るわ。」
桜がそう言うとグランドランタンのハッチが開いた。
「・・・ごめんね草薙くん、彩さん。」
「え?」
「今回は私情であのパイロットを助けるの。」
桜の顔が少々暗くなる。
「艦長の我が儘は何時もの事ですよ。」
草薙が肩を竦めた。
「はい、それに人助けは軍人の規則見たいなものですから。」
彩がニコリと笑った。
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