ACT 2

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「中佐、大丈夫ですか?」 ランスのトランナーのコックピットが開く。 現在基地に帰るためにオートモードで帰還中だ。 「ああ、ランス見たか?」 獅子原もコックピットを開く。 「ええ、見ました、足が光ると突然速度が爆発的に上がりましたね。」 「それにあれはナイタッカーを元にした訳でもトランナーを元にした訳でも無い・・・」 「陽子、アンノウンの写真は撮ったか?」 「うに?」 陽子がきょとん、とする。 暫し沈黙が流れた。 「あ!ああ、写真ね?撮ってるよ。」 「基地に帰るまで集中してろ、転んでもしらんぞ?」 「う~ん、そしたらランスくんが支えて?」 「あのな・・・」 「陽子、写真はぼやけたのだけ渡せ?」 「は~い、ヒゲに渡したら変な命令されかね無いもんねパパ。」 陽子がのほほんとした笑顔で頷く。 「こら、陽子、作戦中は中佐だ!」 笑顔の娘に獅子原は苦笑いをした。
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