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俺が行ってきたのは戦い。
名も知らぬ誰かとの戦い。
俺はアイツを知らない。
アイツも俺を知らない。
しかし遠目で見たアイツはとても美しく。
戦場にいるのに気丈に。
しかしやはりアイツは怖がっている。
出来るなら震える体を優しく撫でてあげたい。
だが俺にそんな資格はない。
俺がアイツを殺すからだ。
俺がアイツに近づく時は胸を引き裂き心臓をえぐる時だけ。
それは遠い昔からの決まり。
嗚呼だがしかし。
違う出会い方が出来たなら・・・・・・
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