ACT 2

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俺が行ってきたのは戦い。 名も知らぬ誰かとの戦い。 俺はアイツを知らない。 アイツも俺を知らない。 しかし遠目で見たアイツはとても美しく。 戦場にいるのに気丈に。 しかしやはりアイツは怖がっている。 出来るなら震える体を優しく撫でてあげたい。 だが俺にそんな資格はない。 俺がアイツを殺すからだ。 俺がアイツに近づく時は胸を引き裂き心臓をえぐる時だけ。 それは遠い昔からの決まり。 嗚呼だがしかし。 違う出会い方が出来たなら・・・・・・
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