白熊の王子様

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   夕暮れ時のことーーーー。       一家がストーブを囲んで暖まっていました。      「嵐になってきたわね。みんなに昔話をしようかねえ」    「母さん、楽しい話しがいいわ」   「僕は冒険ものがいいや」     「えっ、何か音がしなかった?」    トントン、トントンと音が確かに聞こえました。      「窓を叩く音よ」     アロアは咄嗟に母にしがみつきました。    「よし、俺が外に出て見よう」     父親が外に出ると、一頭のそれは立派な白熊が立っていました。 
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