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父親は白熊に言われた事を話した。そして、みんなの為に行ってくれないかと、アロアに頼みました。
「分かったわ。あたしは白熊さんの所に行くわ。みんなの良い暮らしの為ですもの」
心の優しい娘は、家族に別れを告げると、白熊の前に来た。
「娘さん、私と来てくれるのですね」
「はい、よろしくお願いします」
白熊は、木こりの父親に沢山の金貨を渡しました。
「身体に気をつけるんだよ。お前には、感謝の気持ちでいっぱいだよ」
母親はアロアを抱きしめ言った。他の兄姉もありがとうと手を振って送り出した。
「背中にしっかりとつかまっていて下さい。長い道のりですから」
「はい、あたしの名前はアロアよ。白熊さんは?」
「私の名はアシェラッド、氷の城に住む王子です」
白熊さんは、王子様なのね。でも、どうして白熊の姿なの?
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