始まり

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  タイミングよく着信音が鳴る。 急いで電話に出た。 『はい。』 「世那? ごめんちょっと遅れる。 学校残ってるんだよね‥ ごめんね?」 『うん‥ いいよ、じゃあね。』 不思議と悲しさはなかった。 ただ残るのは虚しさだけ。 溢れだす惨めさだけ。 、
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