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正直記念日とかどうでもいい。
いつかは終わる恋愛に
いちいちお祝いする
意味が分からない。
「でもさー、
世那って乙女心ないよね。
クールって言うか‥」
『あたしは乙女には
なれないかなー。
冷めてるのかも』
静まることのない教室で
いつものように授業をする。
「でも茜、世那の
そういうとこ好きだよー。
あ、つけまノリ貸して!」
ノートをとる横で
茜は必死でまつげをつける。
、
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