救世主

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ハル 「救世主様を見つけるのに少し遅くなってしまいまして…」 ライア 「まぁ、いいじゃないか。 それでそちらの方が救世主様なのか?」 羽音 「だから人違い…」 ハル 「間違いないです!」 羽音 「間違いだらけだよ」 ライア 「こんなとこで立ち話も何ですからどうぞ救世主様」 羽音 「は、はぁ……(諦めたように」 ナレーター 「羽音が何を言っても聞かないので仕方なく家に招かれることにした」 ライア 「街から随分と離れた場所に私達家族は住んでいるのですよ」 ミィ 「兄様~! ミィの物勝手に触っ……た…でしょ…(最初の方は強くだんだん驚いたように」 ハル 「げっ、ミィ…それはだな…」 ミィ 「き、きゃぁぁあ! 兄様のバカぁ! 髪の毛ぐちゃぐちゃなのにぃー」 羽音 「変わった子ですね」 ライア 「いやぁ、私のとこの自慢の娘ですよ」 ハル 「父上、それよりあの事を言わないと」 ライア 「おお、そうだったな」 ナレーター 「椅子に座ると男の人は真剣な表情になり、羽音も椅子に座る」 ライア 「実は今この国は戦争を始めようとしているのです」  
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