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羽音
「はい、わかりました」
マリア
「救世主様はライアの話を聞いてこちらの世界をどう思いましたか?」
羽音
「それは、…戦争はいけないことと思います。 俺はこの世界の住人ではありませんので何があったのかはわかりません。 だけど、人を傷付けるだけの戦争なんてしてはいけません」
マリア
「私たちも戦争には反対なのでございます。 ですが、私たちだけでは止めることが出来ません。 力をお貸しくれないでしょうか」
羽音
「でも、俺には何の力もありませんよ?」
マリア
「大丈夫でございます。 救世主様に力がなければこちらの世界には来れないのですから」
羽音
「………わかりました。 俺でよければ何かお手伝いさせて下さい」
マリア
「ありがとうございます。 では、まずはアルカトルに向かって下さい。 アルカトルへの案内としてミィに連れて行かせます」
羽音
「わかりました」
マリア
「ミィ、救世主様と一緒にアルカトルに行って国王に会ってきなさい」
羽音
「よろしくね、ミィちゃん」
ミィ
「よろしくお願いしますぅ!」
羽音
「じゃあ、行こうか」
マリア
「ライアとハルは私の手伝いをして下さいね」
ハル
「僕も救世主様と一緒に……」
マリア
「いいですね?」
ハル
「わ、わかりました母上!」
マリア
「では、行ってらっしゃい」
羽音
「行ってきます」
ナレーター
「羽音はミィと一緒にアルカトルに向かった」
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