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ナレーター
「急に態度の変わった少年を見て羽音は驚く」
ハル
「救世主様とは知らずに数々のご無礼、申し訳ございません。 僕はハルと申します、救世主様こちらに来て下さい(スラスラと早口でまくし立て」
羽音
「ストップ、ストップ! それはただのやけどの痕だよ」
ハル
「いいえ、この十字架の痕は救世主様の証でございます。さぁ、こちらに」
ナレーター
「ハルと名乗った少年は羽音の腕を引っ張って歩き出す」
羽音
「だから人違いだって! てか、そこ壁壁壁(慌て」
ハル
「大丈夫でございます」
ナレーター
「ハルは羽音を引きずったまま壁の向こうへと進んで行った」
ハル
「ここが僕達の国、リディアトリスです。ようこそ、我が国へ(嬉しそうに」
羽音
「さっきまでは普通に通学路だったのに…」
ナレーター
「目の前に広がる壮大な自然に羽音は驚く」
ハル
「さぁ、父上の所に案内します。 話しは父上から聞いて下さい」
羽音
「わかった……って、あの子…」
ミーヤ
「うわぁ~、お花がいっぱいだぁ」
ハル
「ああ、きっと街の子供ですよ。 ほら、耳がついていますでしょう」
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