第1回-日常-

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あ??何今の。 聞いたことあるような声… ゆみ「…あ、日向くん」 ひうが…? ゆみさんの発した言葉を頭で繰り返したが… 華涙「誰だっけ」ボソッ 全く思い出せなかった←ぇ ゆみ「ごめんね-、日向くん。この子がうるさいからー☆今日は怪我かな?」 私とは全然違う態度で彼に話しかけるゆみさん 棗「…あぁ」 中途半端に開いたドアが邪魔で彼の顔は見えないが、声からして"不機嫌"という感じがした ゆみ「そっ。……じゃあ、もう時計割らないようにねっ☆」 華涙「はぁ!?」 ゆみさんは私に笑いかけながらそう言うと逃げるように病室からでていった ムカつくなあ。 華涙「…うん。てか、一気に静かになったな」 私の病室は個室のため、誰もいなくなったここはさっきあった事が嘘のように静まり返っていた そして、改めて壊れた時計を見る カシャンッッ 華涙「あー…もうダメだなこりゃ」 ごく普通の鶏型の目覚まし時計はボロボロの粉々になっていた てか、何でこんなにぐしゃぐしゃなの? 華涙「ハァ…また新しいの買わなきゃ。」 私はそう言いながらその目覚まし時計を溶かした 勿論、アリスで。 たまには私が片づけた方がイイよねー ………ん? まてよ…… アリス?? ふと、手首を見る 華涙「……また、やってしまった」 手首についているブレスレットが赤く点滅していた
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