41人が本棚に入れています
本棚に追加
あれから僕は数十時間に及ぶ特訓をし遂に闇の魔法を習得した。
「バケモノめ…奇跡を起こしたか…それじゃあ、やってみろ!」
「はい!!雷の暴風!固定!!掌握!!!魔力充填!!術式兵装 [疾風迅雷]」
雷の暴風を取り込んだ。
「ふっ…上出来だ。闇の魔法を習得したから貴様に最後の試験だ。」
さっきまでイスに座っていたマスターが椅子から立ち上がった。
「試験?」
「そうだ。坊やとお前でチームを組んで私に挑んでこい。一撃でも私に入れれたら修業は終わりだ。」
マスターとの決戦……この戦いに勝てば僕もネギと同じ舞台に立てるんだ!
「分かりました。今すぐ始めましょう!」
「そう言うと思って今茶々丸に坊やを呼びに行かせてるから少し待っ…いや、その必要はないな。」
マスターが僕の後ろを指さすとそこには茶々丸さんとネギがいた。
「ゼロ君茶々丸さんから話は聞いたよ。さぁ!始めようか!」
ネギも闇の魔法で僕と同じ[疾風迅雷]を使った。
「かかってこい!我が弟子よ!」
マスターが戦闘体勢にはいった。
「早速だが…消えろ!闇の吹雪!」
辺りに異常な迄の冷気が立ち込めマスターに冷気が集中し解き放たれた。
「くっ!」
「うわっ!」
それをギリギリでかわす。
「仕掛けるよ!ゼロ君!雷の投擲!!!」
「オッケー!雷の投擲!!!どりゃぁぁぁぁぁぁぁあ!」
二本の雷の投擲がマスターを襲う。が、障壁のような物を張っていてダメージは無いようだ。
「効かぬ効かぬ効かぬ!お前達の力はその程度か!?どんどん行くぞ!契約に従い我に従え氷の女王 来れ とこしえのやみ! えいえんのひようが!!」
僕とネギのいる辺りに何本もの氷柱が突き出てきた。
僕は上手くかわしたがネギはかわしきれず両足が凍りついてしまった。
「ぐっ!ごめんゼロ君!あとは任せる…よ……。」
ネギはそのまま凍りついた。
「まずは…一人。」
最初のコメントを投稿しよう!