序章:旅立ち

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巨大な鉄の扉が僕達の前にたちそびえている。 「ウルス。時間だ。そろそろ行こうか。」 「はい。ゼロ様。」 僕は腰の鍵束から鍵を一つ取る。 「ねぇ、ウルス。」 「なんですか?」 「ネギに出した手紙届いてるかな?」 「心配なさらなくても届いているはずですよ。」 ウルスは笑いながら僕をなだめた。 「そっか。なら行こっか。麻帆良学園に!」 「はい!」 扉の鍵穴に鍵を差し込むと鈍い音を立てて扉が開いた。 ここから僕達の冒険は始まる…
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