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「どうでしょうか?」
ウルスが学園長に言った。
「うーむ…儂としてはタカミチ辺りを出してやりたいのだが、あいにく今海外におるからのぅ……ネギ君じゃダメかのぅ?」
学園長がチラッと僕を見た。
「ネギ様ですか。私としては構いません。ゼロ様とも多少面識はございますし…その方がチームを組みやすいかもしれません。いかがなさいますか?ゼロ様。」
そう言うとウルスは僕を見た。
「僕も全然構いません。」
僕としてはネギと組める方がうれしいし戦いやすい。
「じゃあ、決まりじゃな。すぐに儂からネギ君に話をしておこう。」
そう言って机の上にある受話器をとり何かを話し始めた。
「「ありがとうございます。」」
僕とウルスは頭をさげた。
「すぐに来てくれるそうじゃ。ちょっと待っといてくれんか?」
学園長先生がそう言い受話器置いた。
「分かりました。」
僕達がそう言ってしばらく待っているとドアが開いた。
「失礼します。」
ドアの方に目を向けるとそこにはネギがいた。
昔よりも少し大きくなっていてたくましく見える。
「ネギ君さっきの話引き受けてくれるかの?」
「はい。任せて下さい!」
そう言って僕をチラッと見て笑った。
「よし!ならばネギ君とゼロ君はすぐに準備をしとくれ!」
「はい!」
ボクとネギは声を合わせて言った。
そのあと僕達は学園長室を出た。
「久しぶりだね!ゼロ君!元気にしてた?」
「そういうネギこそ元気だった?」
「うん。それはそうとなんで僕が麻帆良学園で教師をやってることが分かったの?」
ネギが不思議そうに聞いてきた。
「あぁ、その事か。結構な頻度で学園とは連絡を取り合ってるからね。」
「へぇ~。そうなんだ。ところで出発する前にちょっと寄って欲しい所があるんだけど大丈夫?」
「全然大丈夫。」
「よし!じゃあ行こう!」
そう言ってネギが走り出した。
僕もネギに合わせて走り出した。
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