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ネギに付いていくと森の中のログハウスに着いた。
ネギがログハウスの中に入って行ったので付いて行くとどうやら地下に行くようだ。
地下室に着くと大きなフラスコの模型の前でネギが立ち止まった。
「ちょっと目を瞑ってて。」
「う、うん。」
ネギの言うとおりにすると静かだったはずの周囲が少し騒がしくなった。
恐る恐る目を開けるとさっきまでのログハウスとはまったく違った場所にいた。
まるで巨大な柱の上のような場所に立っていた。
辺りを見回すと南国のリゾート地のような場所だ。
少し離れたネギと数人の女の人達がいり。
「あ、ゼロ君。こっちに来て。」
「うん。」
ネギの近くまで行くと女の人達が話しかけてきた。
「あ、もしかしてこの子がさっきの話の…?」
ツインテールの女の人が少し不機嫌そうに僕を見ながら言った。
「はい。今から自己紹介してもらいます。さぁ、ゼロ君。自己紹介して。」
ネギがツインテールの人に言って僕の肩を叩いた。
「う、うん。ネギの友人のフォートレス・D・ゼロって言います。よろしくお願いします!」
そう言って頭をさげた。
「ゼロって言うんだ…よろしくね。私、神楽坂明日菜。」
神楽坂さんって言うんだ…
「よ、よろしくお願いします。」
「うちは近衛木乃香。よろしくなぁ。」
「私は桜咲刹那と申します。」
一通りここにいる人との挨拶を済ませた。
「自己紹介も終わったようなので本題に入ります。ゼロ君がここに来た理由はまだ話してませんからゼロ君、お願いするよ。」
「あ、うん。実は明後日に僕の生まれ故郷の魔界である大会が開かれるので皆さんにそのメンバーになってもらいたいんです。」
僕が真剣な目つきで話すと神楽坂さんが笑いを堪えるように言った。
「魔界?ってアンタ頭大丈夫?」
「だ、大丈夫ですよ!信じて下さいよ!」
「そうですよ。アスナさん。この子確かに人間とは違う気が感じられます。」
桜咲さんが僕を弁護してくれた。
「まぁまぁ。話の続きはマスターの所でしましょうよ。ゼロ君付いて来て。」
そう言ってネギが下に続く階段を降り始めたから付いて行く事にした。
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