第五章 -クリスマスイブ-

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「ヒナノ・・・・・随分とあのガキに構うじゃねぇか」 「コウがいじめるからでしょ!」 「いじめる?冗談じゃないっての、あのガキが因縁ふっかけて来たんだろ」 俺は全力で拒否する、元々はこのガキが悪いんだからな 俺は絶対謝らねぇぞ、死んでもな 「ちょっと!」 誰かがケツを軽く蹴ってきた、まぁ誰かは言うまでもないがな💢 「なんだガキ💢」 「さっきからガキガキって、私にはちゃんと名前があるんだから!」 腕組みをして偉そうに、ガキはガキだろうが 「悪かったなガキ、名前なんだったっけか?」 「くっ・・・・・私はあや・・・・・いや、沙耶香よ!」 ・・・・・あれ?今確かに違う名前を言おうとしていたな 「なんだ?お前まさか偽名でも使ってんのか?」 「なっ!ばっ!違うわよ!」 冗談で訊いたんだが、何かを隠してるみたいに思えるが・・・・・ 「こらコウ!」 「痛っ!いきなり頭殴るなよヒナノ」 「コウがいけないのよ、早く仲直りしなさい」 さすがだな、言うことが委員長ぽい って委員長だからか💧生徒会副会長殿 「謝る気もないし、仲直りする気もない」 「私も、こんな変態と仲良くなんてするつもりないわよ」 「んだとこのガキ!」 「もう!やめなさい二人とも!」 止めに入るヒナノ、朝からかなり目立ったことしたけど 俺は一生こいつと仲良くなれない、それだけは確実にわかった
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