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放課後となった、結局昼休みも俺はヒナノたちと話しはしなかった
こんなんでクリスマスパーティーなんて出来るのかよ
「コウ、まだ怒ってるの?」
「・・・・・ヒナノ」
帰ろうと廊下に出た俺に、話しかけて来たヒナノ
深刻な顔をしているのはよくわかった
でも
今はあんまり話したくない、俺は無視してヒナノを通り過ぎた
「沙耶香には、何か悲しいことがあるんだと思う」
ヒナノの言葉に、俺は立ち止まった
「悲しいこと?なんか知ってるのか?」
俺は振り向いて訊いた、あんなお気楽な奴に悲しいこととかあるってのが引っ掛かる
「知らない、知らないけど感じるの、あの子も私と同じ眼をしてたから・・・・・」
「ヒナノと同じか、それで同情して仲良くやってんのかよ」
イラつく・・・・・
「同情、確かにそうかもしれないけど、それだけじゃないわよ」
イラつく・・・・・
「そんな同情で、友達気取ってんじゃねぇよ」
イラつく・・・・・
「待ってコウ!」
俺は廊下を走った、振り返らず、前を見つめて
気がつけば校門の前にいた、かなり走ったんだな
息が切れてる
「はぁ~、ついカッとなったけど、ヒナノに対してきつすぎたか・・・・・」
後悔する、俺の人生なんてこんなもんだな
「何やってんだよコウ?」
振り返ると、杉浦が立っていた
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