第五章 -クリスマスイブ-

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次の日になる・・・・・ ようやく終業式を迎えた、なぜ土曜日の、しかもクリスマスイブに終業式があるのか納得はいかないが、これで俺もやっと肩の荷が下りた もうこのまま学校には来ない、つか行きたくないとも思えたな 「今日から、俺のパラダイスだぜ!」 俺は急いで帰ることにした、終業式だけで昼には帰れるし、中学校はもう冬休みだからレイはずっと家にいる まさにこれからが俺のハーレムだぜ! 「ハーレムって、言葉の意味分かってるのかしら?」 「なっ!てめぇ!俺の心読んでんじゃねぇ!」 「読むって、おもいっきり声に出てたけど💧」 くっ!・・・・・なんで俺はこうも考えていることが声に出るんだよ! しかもよりによってこいつに聞かれるとは・・・・・ 「ふ~ん、ヒナノから聞いた通り、あなたって相当なシスコンなのね」 ば、バカにされる💧 すぐにでもここから離れたい、俺を通り過ぎて行く他の生徒たちが羨ましく思えた 「わ、悪いかよ」 誤魔化してもダメだな、そう思っていた けど・・・・・様子がいつもと違っていた 「いいえ、別に悪くないわよ・・・・・兄や姉って、下の子のことになると必死になるもんよ」 「えっ・・・・・」 俺は正直驚いた、バカにされると思ってたけど、その子供みたいな体型からは想像出来ないくらい、大人びた顔をしていた
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