第六章 -クリスマスパーティー

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「楽しそう?」 どうやらレイには杉浦の趣味はわからないらしい 「杉浦は極度のM体質だということは、みんなには黙っておこう・・・・・」 「・・・・・って、もろに声出てんですけど💧」 「おっと、ついつい癖で考えが口に出てしまった」 「いや、思いっきり言う気満々でしたよね💧誤魔化す気もなかったですよねぇ💧」 苦しみに悶えながらも、しっかりとツッコミを入れるところが素晴らしい 「よし、終わりだ」 「やっ、やっと終わった」 腰を叩きながら立ち上がる杉浦、飾り付けも終わり 後は料理だけなんだが・・・・・ 「つか、お前ら来たらパーティーの意味が・・・・・今から夜まで何する気だよ」 「どいてよ秋原」 尻を軽く蹴られる、まぁ誰かは考えなくてもわかるけどな 「有沢、何だよその荷物は?」 やけに大きな荷物を持つ有沢、大きさ的には有沢の体が見えなくなるくらい大きい 「・・・・・それって、私の背が小さいこと言ってるとか?」 「・・・・・しまった、また口に出してしまったか!」 「どこまで口軽いのよあんたは!」 口喧嘩を当たり前のようにやる俺と有沢 その様子を見ていたヒナノたちは何か言っていた、俺はそれを聞き取ることは出来なかったけど 「本当、コウと沙耶香って仲良いわよね、最初は心配してたけど」 「ヒナノもそう思うのか、やっぱりな」 「こうして見ると兄妹みたいだな・・・・・あっ、悪い玲美」 「ううん、いいです。私が見ても兄妹に見えますから」
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