第六章 -クリスマスパーティー

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まったく、準備だけで何はしゃいでんだか・・・・・ 「それで、その荷物は?」 話をもとに戻す俺、路線を外すのも上手いがもとに戻すのも上手いのだ 「これ?秋原には内緒、夜になったらね」 「ま、まさか俺の息の根を止めるための・・・・・」 一瞬にして、青ざめる顔 「し、失礼ね!今ここで止めるわよ!」 俺に飛びかかってくる有沢、やっぱり息の根を止める気だったんだな! 必死に抵抗しているってのに、俺の姿を見てヒナノやレイまでも笑っていた 「な・・・・・なんでだ💧」 俺にはまったく理解出来ない、今まさに殺人現場となろうとしてるってのに! 笑いの絶えないまま、俺たちは夜を迎えた・・・・・ 「準備はいい?」 真っ暗な部屋に響くヒナノの声、暗闇は嫌いだが こんなイベント的なのは嫌いじゃない、むしろ大歓迎だ 「いくよ、せぇ~のっ!」 「メリークリスマス!」 一斉にクラッカーの音が鳴り響き、部屋の明かりがついた 「んっ!」 「どうしたレイ?」 「ちょっと耳がキーンとして」 耳を押さえて言ってくるレイ、激萌えだぁ! 可愛い過ぎる!今すぐにでも抱きしめたい! 「・・・・・ん?」 俺が妄想にふけってるのに誰かが肩を軽くつついてくる
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