第六章 -クリスマスパーティー

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「ったく、なんだよ・・・・・」 振り向くと、何やら杉浦が耳を押さえている そして、突然ウインクをして言った 「耳がキーンとなっちゃった♪」 「脳もキーンとしてやろうか💢」 杉浦の顔面に一撃、かなり良いのが入ったと言える 「す・・・・・すみません・・・・・調子に乗りました💧」 「わかれば宜しい」 フローリングに倒れ込む杉浦、かなり痛そうだな 「お兄ちゃん!暴力はダメだよ!」 身を乗り出すようにして忠告してくるレイ 「うむ、レイが言うならもう殴らない」 堂々と胸を張って約束する、レイとの約束ならばたとえ火の海に飛び込もうと、針山で全身突き刺そうと必ず守ってみせる! それぐらいの覚悟はあるな 「流石、妹の力は絶大ね」 「コウも良い妹を持てて幸せだな」 なんか納得されてるけど、まぁ本当のことだしな 「ふっ・・・・・素晴らしい妹を持てて、兄も嬉しいぜ」 「お、お兄ちゃん!そんな恥ずかしいこと堂々と言わないでよ!」 顔を真っ赤にさせて顔を強張らすレイ、めちゃくちゃ可愛いのだが 「そんなに恥ずかしいことかな?俺はそうは思わないけど?」 「あんたがどう思ってるのかは意味ないでしょ!」 有沢の声が聞こえたその時! 今までとは違う痛みが俺の尻に流れた
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