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「そういや愛華さん俺の名前知ってる？」
彼女はキッチンでお茶を入れてくれていた
俺はたい焼きを口にもぐもぐはこぶ
「赤石…ごめん名前は知らない」
「や、苗字覚えてくれてたただけ嬉しいよ、ネームプレートには名前まで書いてないしね」
と俺は言う
「名前は愛斗、まなは愛って書いて、と、は北斗七星の斗、血液型はO型、誕生日は2月14日バレンタイン、だから名前に愛ってついてるの、単純でしょ(笑)」
と俺は長々自己紹介をした
「…すごい……」
と彼女が驚いたように言う
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