叙情的崩壊と月夜

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「はぁっ?もう、うるさいなぁもぐもぐ。今食べてんだから邪魔すんな。契約済んだんだからアンタは用無しってことよ。あ、これおいしー」 一連の出来事の説明を懇願する俺だったが、こんな感じであしらわれてしまった。 って言うかさっきまでの礼儀正しいお嬢ちゃんはどこにぶっ飛んじまったんだ? そしてお前、貧乏学生の俺の貴重な食料既に殆ど食っちまってんじゃねぇよ。 お、俺は騙されたのか!?この小悪魔に。色仕掛けにコロッと騙されちまったのか!? し、しかしこんなことで負けるわけにはいかない。 俺はアイナに状況の説明を頼み込む。 俺のために! そして読者の皆様のために!
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